新領域法務・サービスと料金のご案内
考えることから、法務をつくる。
何を実現したいのか。どのような選択肢があり、何を確かめる必要があるのか。弁護士法人EICは、技術や事業、表現や創作の仕組みを理解し、事実と法の趣旨を踏まえて、判断と対応の道筋を考えます。
表現・情報法と知的財産を基軸に、コンテンツ・広告・ブランド、AI・データをはじめとする新領域法務に取り組みます。講座・研修・継続相談を通じて、ご自身や組織で判断するための理解と考え方を育てます。契約書の作成、権利の保護、交渉・訴訟、事故や被害への対応も、具体的な事情に即して担います。
学びと対話で、判断を支える
コンテンツをつくる。他人の素材や情報を使う。商品の魅力を伝える。新しい技術を取り入れる。こうした活動では、権利やルールを理解し、目的に合った方法を選ぶことが必要になります。
EICは、身近な表現や商品、技術の利用場面を手がかりに、問題の構造と判断の理由を解きほぐします。具体的な事例を通じて、何を確認し、どのような選択肢を検討し、どこから専門家に相談するかを整理します。学んだ考え方を、次の企画や別の場面でも使えるようにすることを目指します。
コンテンツ・広告・ブランドを中心とする学習テーマ
| テーマ | 身につける判断と、扱う場面 |
|---|---|
| コンテンツをつくる・使う | 文章・写真・動画・キャラクター・生成AIを用いた制作や素材利用について、著作権、肖像等の権利、利用規約、許諾条件を踏まえ、確認事項と利用方法を考えます。 |
| 広告・情報を伝える | 商品紹介、SNS、広報、口コミ・タイアップ等を題材に、言葉や写真から受け手が理解する内容と、実際の商品・サービス、表示を支える情報との関係を検討します。 |
| ブランドや価値を育てる・取引する | 名称・ロゴ・キャラクター、制作委託、共同企画、ライセンス、二次利用について、成果の帰属、利用範囲、対価や責任の分担を考えます。 |
AI・データの活用、新規事業の契約・ルール、IoT・IoMの運用、事故予防や責任・保険の理解など、分野をまたぐテーマもご相談ください。事業や活動の実態と、受講者の立場に合わせて内容を組み立てます。
企業の広告・広報・商品企画・法務担当者、広告会社・制作会社、コンテンツ事業者をはじめ、創作・発信や新しい活動に取り組む個人の方、業界団体等からのご相談を受け付けます。
主な講座・研修の例
- AI時代のコンテンツ制作と素材利用:文章・写真・動画の参照や利用、生成AIへの入力と生成物の活用を題材に、誰の権利や利用条件を確認すべきかを学びます。
- 商品の良さを伝える言葉と写真:品質・性能・産地・製法等の訴求や、商品写真・SNS投稿を題材に、受け手の理解、実際の商品、裏付けとなる情報を照らし合わせます。
- キャラクター・ブランドの保護と活用:名称やロゴ、キャラクターを継続して使い、他者と協業する際に、権利の帰属、使用許諾、模倣への対応をどう考えるかを整理します。
- 制作・発信を支える契約の読み方:制作委託、共同企画、配信、二次利用の場面で、成果物、利用範囲、報酬、修正、責任分担等の条件を読み解きます。
日常の表現や商品、新しい技術に触れたときの疑問から、制度の背景やルールの理由を考えます。結論とその前提を確かめることで、条件が変わった場合にも、何を調べ直し、どう判断すべきかを見通せる学びにします。
講座・セミナー・企業研修
YouTube等の解説、動画講座、公開セミナー、企業研修を通じて、関心のあるテーマから学び、実際の判断へ進める機会をご案内します。研修では、事例の比較や演習、質疑応答を取り入れ、担当者同士で確認事項と判断の考え方を共有します。
新任担当者の基礎教育、企画・制作部門と法務部門の認識の共有、複数店舗やブランドにおける表示・発信の判断、新技術の導入前の理解などにご活用いただけます。実務経験や前提知識を伺い、用語の理解から事例の検討まで、必要な深さを調整します。
講座・研修の料金目安(すべて税込)
| サービス | 標準的な内容 | 料金 |
|---|---|---|
| YouTube等の公開解説 | 身近な題材から、一つの問いや判断の入口を解説 | 無料 |
| 有料動画講座 | 約60分。事例解説、判断手順を整理した資料、練習問題 | 3,300円/1名・1講座 |
| 公開セミナー | 90分。事例比較、演習、質疑応答 | 11,000円/1名・1回 |
| 企業の標準研修 | 90分。基本教材を用いた講義と質疑応答により、組織内で判断の考え方を共有 | 110,000円/1社・1開催 |
| 個社の事例研修 | 120分。自社の表示案、制作・取引上の課題など、事前に伺った事例を用いて検討・演習 | 220,000円/1社・1開催 |
標準研修は、共通する事例と基本教材を通じて、権利やルールの全体像と確認の順序を学ぶ内容です。部署内の基礎教育や、複数の担当者で判断の土台をそろえる場面に適しています。
個社の事例研修は、実際の商品ページ、広告・発信の案、制作・取引の進め方等を題材に、判断が分かれる点を検討します。事前に資料と課題を伺い、確認すべき事実、検討する選択肢、社内で共有したい考え方を整理して演習を設計します。
時間は標準的な目安です。個社の事例研修では、3件程度の事例を目安に、取り上げる論点を事前に整理します。内容、実施方法、教材の利用範囲等は、お申込み前にご案内します。講座のテーマ、開催日、配信方法は、各講座の案内をご確認ください。
学んだことを、次の企画や判断に生かすために
- 確認すべき事実を見つける。 誰がつくった素材か、どのような利用条件か、表示を裏付ける資料は何かなど、判断の前提を整理します。
- 理由を説明できるようにする。 権利やルールが何を守るためにあるかを理解し、企画・制作・法務の間で検討の理由を共有します。
- 選択肢を増やす。 許諾を得る、素材を替える、言葉や写真を見直す、取引条件を調整するなど、目的を実現する方法を考えます。
- 相談すべき場面を見極める。 担当者が判断できる範囲と、追加の調査や専門的な検討が必要な点を分け、次の対応につなげます。
顧問・継続的な判断支援
企画や取引、新しい技術の利用について、検討の途中から相談できる関係をつくります。日々の疑問を整理し、選択肢と判断の根拠を一緒に考え、その知見を組織内にも蓄積します。
| 支援体制の目安 | 想定する支援 | 月額料金 |
|---|---|---|
| 小規模事業・特定部門 | 経営者や担当者の相談、企画・発信・取引の判断、定例の検討や担当者研修 | 88,000円〜 |
| 複数部門・複数事業 | 広告・広報・制作・法務等をまたぐ相談、部署間での判断の共有、継続的な研修 | 165,000円〜 |
| 大規模事業・企業グループ | 複数の事業・会社に関わる相談、共通方針の検討、部門・階層に応じた教育支援 | 275,000円〜 |
上記は契約額の目安です。従業員数や売上規模に加え、対象部署・会社、事業の複雑さ、通常の相談量、研修等の支援内容を踏まえ、月額を契約前に決定します。対象とする組織と支援範囲に応じた、定額の継続支援です。
契約で定めた通常の相談・判断支援・研修は月額料金に含まれ、相談件数や対応時間に応じた追加料金はいただきません。
- コンテンツ、広告・広報、ブランド、AI・データ、取引条件等に関する日常の判断相談
- 定例の打合せによる、企画や事例の検討
- 担当者研修や、新しい課題に関する解説
- 確認事項や判断の理由を整理し、担当者間で共有するための支援
これらを基本に必要な支援を組み合わせ、相談窓口、定例の頻度、研修の実施方法を契約前に決定します。契約条件・表示案・社内ルールに関する通常の確認と助言も、合意した範囲で月額に含めます。
契約書の新規作成・全面的な改訂、まとまった調査や意見書の作成、相手方との交渉、訴訟・申立て等は、個別業務として範囲と費用をご説明し、事前の合意に基づき別途受任します。顧問に含む確認・助言と個別業務を区分し、同じ業務について重ねて請求することはありません。
例えば、新商品の紹介文を検討する際は、伝えたい特徴、受け手が理解する内容、確認できる資料を整理します。AIを使う企画では、入力する情報や成果の利用方法、契約条件を検討します。その場の疑問に答えることと、次の判断に使える考え方を共有することを併せて行います。
関連する課題をまとめて検討し、担当者の経験を組織の知見として共有できるよう支援します。対象事業や支援範囲に継続的な変更がある場合は、次回契約の内容と定額を合意のうえで見直します。
個別相談・スポットの判断支援
継続契約を結ぶ前のご相談や、一つの企画・取引・紛争についてのご相談も受け付けます。現在の状況を整理し、確認すべきこと、選択肢、今後の対応を検討します。
| ご相談の区分 | 相談料 | 内容 |
|---|---|---|
| 個人の一般相談 | 11,000円/最初の60分まで | 創作・発信、契約、生活上の問題など |
| 個人の訴訟等に関する相談 | 22,000円/最初の60分まで | 係属中の訴訟等、紛争への対応や見通し |
| 企業・事業者の相談 | 33,000円/60分 | 企画・広告・取引、新規事業、紛争等 |
個人の一般相談の延長は30分ごとに5,500円、個人の訴訟等相談の延長は60分ごとに11,000円です。企業・事業者の相談を延長する場合の単位と費用は、延長前にご案内します。
相談料は相談に対する助言の費用です。資料の精査・専門的な調査、完成した書面の作成、相手方との交渉等が必要な場合は、業務と費用をあらかじめご説明します。相談内容を踏まえ、研修・顧問・個別受任が必要かどうかも一緒に検討します。
ご相談から、学びを実際の判断へ
- 現状と目的を伺います。 誰が、どの場面で判断に迷っているか、どのような活動を進めたいかを確認します。
- 必要な知識と論点を整理します。 技術・事業・表現の実態を踏まえ、事実、権利、契約、ルールの関係を明らかにします。
- 事例を通じて考え方を共有します。 確認すべき事項と選択肢を検討し、別の企画や新しい場面にも応用できる判断の手順を整えます。
個別の課題を、具体的な対応へ
契約やルールづくり、権利侵害・事故による被害の回復、請求を受けた場合の対応を担います。事実と証拠を確認し、作成・交渉・訴訟等の方法を検討します。個別案件は、研修や顧問契約を経ずに直接ご相談いただけます。
主な取扱分野
| No. | 分野 | ご相談の例 |
|---|---|---|
| 1 | 情報・AI・データ法務 | AI・データの利用、個人情報・営業秘密、情報発信と権利侵害 |
| 2 | 知的財産・創作・メディア法務 | 作品・技術の保護、制作・配信、ブランド、ライセンス |
| 3 | 新領域企業法務・契約・一般民事 | 新規事業・商取引、広告・表現、個人・企業の契約や紛争 |
| 4 | IoT・IoM・環境の法務 | 接続機器、移動・交通、海洋・船舶、環境・エネルギー・食 |
| 5 | 重大事故・損害賠償・保険 | 事故の原因・責任、人身被害・事業損失、保険金請求 |
情報・AI・データ法務
AI・データの契約・利用規約、個人情報・営業秘密、情報漏えい・サイバー事故に対応します。
名誉・信用・プライバシー侵害、なりすまし、削除・訂正・発信者情報開示について、請求する方・受けた方の双方からご相談を受けます。
知的財産・創作・メディア法務
著作権・商標・特許・意匠・営業秘密について、権利の帰属と利用、差止め・損害賠償、侵害警告への対応を扱います。
制作・出演・配信、生成AI・素材の利用、共同研究開発・ライセンスの契約と権利処理を行います。
名称・ロゴ・活動名等のブランドの保護と利用、商標出願に関する相談にも対応します。
新領域企業法務・契約・一般民事
新規事業・共同開発・デジタルサービス、業務委託・提携・販売等の契約・規約と運用条件を整えます。
新領域の広告・表現・マーケティング
AI広告、SNS・タイアップ、データ配信等の表示・契約を検討し、広告審査、社内ルール、行政・紛争対応を扱います。
個人の契約・サービス利用、解除・返金、ご家族の一般民事、日常的な企業法務もご相談ください。
IoT・IoM・環境の法務
接続機器・ソフトウェアの開発、データ連携、保守・更新と現場の安全に関する契約・規制を検討します。
IoMは、EICではInternet of Mobility(移動・交通)とInternet of Marine(海洋・船舶)の両面から捉えます。自動運転、物流、港湾・船舶、自動運航等の実証・事業化を扱います。
環境・エネルギー・自然資源・食
エネルギー、漁業・養殖、食品、ブルーカーボン等の契約・規制、環境汚染・公害、安全・表示、被害への対応を扱います。
重大事故・損害賠償・保険
製品・設備、交通・海難、スキューバダイビング等の事故、情報漏えい・システム障害による被害を扱います。技術資料・映像・ログ等を踏まえ、原因・責任と損害を検討し、被害者側・請求を受けた側の交渉・訴訟に対応します。
損害賠償と保険による補償
人身被害・事業損失の賠償と、契約・約款に基づく保険金請求を検討します。賠償責任保険・傷害保険・サイバー保険・海上保険等の不払い・減額も扱います。
契約書・調査・案件処理の料金
以下は通常の案件の目安です。書面・手続、調査、難易度、経済的利益を踏まえてお見積りします。
契約書・規約・調査・意見書
| 業務 | 料金の目安 | 対象となる業務 |
|---|---|---|
| 契約書の審査・修正 | 55,000円〜/1件 | 対象文書の確認、論点と修正案の提示 |
| 契約書の作成 | 110,000円〜/1件 | 取引内容の確認、条項の検討、契約書の作成 |
| 利用規約・社内規程の作成 | 220,000円〜/1件 | サービスや運用の確認、規約・ルールの文書化 |
| 法的調査・意見書 | 110,000円〜/1件 | 合意した論点の調査と、法的見解を示す書面の作成 |
| 簡易・一回的な内容証明 | 弁護士名義なし:55,000円〜 弁護士名義あり:110,000円〜 |
意思や事実の通知を目的とする文書の作成等。相手方との継続交渉は別途 |
対象文書、調査・修正範囲、納品物を見積りで定めます。複数文書・国際取引・技術調査等は個別に算定します。紛争上の主張・反論を伴う警告書等は、交渉案件としての受任も含めてご案内します。
一般民事の交渉・調停・訴訟
着手金はご依頼時、成功報酬は成果が得られた場合の費用です。訴訟は、次の算定額を基準に難易度・対応範囲を考慮して事前に金額を定めます。
| 経済的利益の額 | 着手金の算定基準 | 成功報酬の算定基準 |
|---|---|---|
| 300万円以下 | 8.8% | 17.6% |
| 300万円超〜3,000万円以下 | 5.5%+99,000円 | 11%+198,000円 |
| 3,000万円超〜3億円以下 | 3.3%+759,000円 | 6.6%+1,518,000円 |
| 3億円超 | 2.2%+4,059,000円 | 4.4%+8,118,000円 |
率・加算額は税込です。訴訟の最低着手金は原則110,000円、成果が得られた場合の最低成功報酬は原則220,000円です。着手金は請求等の対象、成功報酬は回収・減額等で得た利益を基礎とし、算定方法を受任時に定めます。
一般民事の紛争に関する交渉・調停は上表の3分の2を目安とし、最低額を含めてお見積りします。同一事件の交渉・調停から訴訟へ移行する追加着手金は、訴訟基準額の2分の1が目安です。業務範囲と各段階の成功報酬の精算方法は事前に定めます。
算定例:請求額1,000万円を基礎に算定する訴訟の着手金は649,000円です。1,000万円を回収し、その全額を算定対象とする成功報酬は1,298,000円です。実費等は別途となります。
大型・複雑な争訟、金銭評価が難しい事件、削除・開示、保全・執行等は、争点・資料量・専門性・対象手続に応じて個別見積りとなります。事故・保険の案件も、請求内容と手続に即して算定します。
時間制による個別受任
1時間33,000円〜。事業法務、契約交渉、調査等で時間制が適する場合に用います。単価・計算単位・対象業務・見込総額と予算を事前に定め、作業内容と時間を報告します。予算や業務範囲を超える対応は実施前に合意します。
着手金・成功報酬方式と時間制は、受任時に方式を定めます。併用時も対象と精算方法を明示します。顧問に含む通常の支援には、時間制料金を追加しません。
料金に関する共通のご案内
- 料金は税込です。「〜」の金額は通常の案件の目安であり、ご依頼の内容を確認して見積額を提示します。
- 印紙・郵券、証明書の取得、鑑定・翻訳、交通・宿泊等の実費や、必要となる出張日当等は、業務に応じて別途ご案内します。
- 契約前に、業務範囲、報酬・実費、支払時期、契約期間、中途終了時の精算方法をご説明します。追加の業務や費用が必要になる場合も、着手前に合意します。