保険法務 ― リスクを制度化する金融法務

事故・災害・情報漏えい・名誉毀損など、損害に伴う法的負担を社会で分担し経済的に吸収する仕組み――それが保険です。 EICは「法」と「金融」の両視点から、保険契約・賠償対応・再保険・インシュアテックまで一貫支援します。

保険法務とは

保険法務は、リスクを金融の言葉で制度化する法領域です。誰が損害を負担するかを定める賠償法(責任法)の原理を、 保険契約・再保険・保険業法などの枠組みで社会的・経済的に実装します。 EICは、企業・個人の実務に即して、契約設計から事故対応、制度設計まで伴走します。

主な対応領域

損害賠償・責任保険

  • 賠償責任保険(PL/施設/業務/職業・専門職)
  • 体験サービス・イベント・医療・観光・ダイビング等のリスク対応
  • 保険金請求/免責条項/保険者対応(約款・特約の解釈)

情報・サイバー保険

  • 情報漏えい・不正アクセス・システム停止損害の補償設計
  • SNS・EC・SaaS等のインターネット保険/プライバシー保険
  • インシデント対応計画(IRP)と保険の接続(事前/事後)

インシュアテック/リスクファイナンス

  • AI・SaaSによる引受/査定・料率設計の法務(InsurTech)
  • 再保険・保険リンク証券(ILS)・パラメトリック保険のスキーム
  • データ・モデル利用契約、説明責任・透明性の確保

保険契約・業法コンプライアンス

  • 保険法(平成20年法)・保険業法・監督指針・広告規制
  • 代理店/ブローカー体制、適合性原則・説明義務・苦情対応
  • 約款・特約のドラフト/レビュー、クロスボーダー対応

法体系における位置づけ

保険法は金融法の一分野でありながら、賠償法(責任法)と密接に結びつく「リスクの法」です。 EICは次の三層で整理します。

賠償法務(Damages)損害発生後、誰がどこまで負担するか(民法・責任法)を確定
保険法務(Insurance)負担リスクを保険・再保険で分散・補填(保険法・保険業法)
金融法務(Finance)リスクの資本市場展開(ILS・投資・再保険ファイナンス)

🔗 賠償法務(特設:賠償と保険) / 🔗 金融法務(EIC本体)

関連サイト

ご相談・お問い合わせ

事業内容に応じたリスク診断、約款・特約のレビュー、再保険・ILSの検討など、お気軽にご相談ください。

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